気づけばすでに時遅し。

□歯車
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吐く息は白く、指先は冷える

でもなぜか心臓がうるさい。


君を見てるだけでのどのあたりがつっかえる



なんだろう、この気持ちは。


真剣なまなざしも、ふとしたときに見せる笑みや慈しみの表情、
少しだけ現れる嘲笑も、

すべてすべて

 私の心に響く


風でゆれるカーテンも
クラスメイトの声も
授業中にひびく先生の声も

全部付属品でしかなく


ただ、私が思い浮かべるのは


君だった
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