06/27の日記

00:33
少しの水から出来た大きな水溜まり
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最初はこないなことになるなんか思わへんかった

ただ、ちょっと相手を試したかっただけ

相手に嫉妬して欲しかっただけ


今から話すのは部長の日記に書いてあった事の真実


嘘と本当を混ぜたあの記事はどれだけ謙也さんを、千歳先輩を不安にさせたんだろう

そして俺達はどれだけの罪悪感と不安を覚えたのだろう


それは些細な会話から始まった

「なぁ財前。千歳を、謙也を嫉妬させてみぃひん?」

「はい?」

「財前の話、ちゅーか謙也のノロケ話聞く中でよう俺は謙也と同じクラスやからええな。って言うやろ?それは財前が俺に嫉妬しとるから、やな?」

「っ!」

「ほな謙也は嫉妬してくれとるんか、気にならへん?」

「…気になり、ます」

「俺も気になんねん。千歳は自由ちゅう感じやし最近ロクに話せてへん、話す事は部活来いやって千歳を起こしに行く事が殆どや」

「………」

「千歳も忙しいんは分かっとる、でも不安になるときがあんねん。協力、してくれへんやろうか?」

そっから俺は部長と話す事が多くなった
周りは新旧の部長やからちゅう事で特に気にせえへんし気にするんは謙也さんと千歳先輩位やった


俺と部長の会話には必ず謙也さんと千歳先輩がいた
2人で好きなとこ、自慢話しあって…

つい俺も部長と話し込む事が多くなった、謙也さんの話聞いてくれるから楽しくなって


やから俺はそない謙也さんが傷ついとるとは思わんかったんや



一昨日の部長日記に書いてあった事
あれは半分以上が嘘

俺はただ部長に新しいテニス道具買いに行こう、俺のガット破れてしもうてな。張り直さなあかんねんと言われただけ

「千歳先輩を誘わへんのですか?」って聞いたら

「今日ついでに新しい靴買おう思うねん、それ履いたら千歳は気付いてくれるかな思うて」と部長は言った

それを聞いた俺も真似する事にした
ただ俺は靴やのうてピアスやった



不安半分期待半分、そんな中見てしまった謙也さんの日記

部長は大袈裟に書いただけで、理由を述べてないだけで…

それやのに俺は謙也さんを傷つけた

自分が情けなくてそん時は一人泣いた

俺は謙也さんに飽きてなんかない、逆に日々惹かれていってて頭ん中はあんたでいっぱいや


1つの嘘、冗談がやがて多くの人を傷つけ不安にさせ事を大きくしていく
もう今となっては後の祭やろか
それでもこれは言わせて下さい

謙也さん、ごめんなさい



☆コメント☆
[涼] 06-27 07:39 削除
うーん( ̄〜 ̄;) そんな事があったんだね。ウチが思うに、確かに光くんも悪いよ?けど、光くんの事を考えずに白石と話していた謙也さんも悪いし、それを利用した白石も悪いし、なんとなく、千歳も悪いと思うよ。だから誰か悪いとかじゃなくて、素直な気持ちを謙也さんに仕えればいいと思うよ。

[千歳千里] 06-27 23:42 削除
そんなことがあったとね………
少し驚きたい…

俺も白石を不安にさせてたから俺も悪いたいね…
光クンには悪いことをさせてしまったばい
スマンたい

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