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□第一話
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【高杉side】


汚ねェガキを拾った。





そいつは路地裏の暗闇の中で震えてた。
最初は俺に怯えてるのかとも思ったがどうも違うらしい。





俺が気まぐれで頭を撫でると怯えもせずに俺を見上げてきた。
ガキには似つかわしくねェ顔してるが、その目はひどく純粋で興味をそそられた。






これも気まぐれで俺が一緒に来るかと聞いたらそいつは俺の着物の裾を掴んでコクンと一回頷いた。














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