高校生探偵シリーズ
お久しぶりです、こんにちは
皆さん勿論知ってますよね？
高校生探偵チョキュヒョンです
『…さっきから誰と話してんの？』
「読者の皆さまですよ、ソンミンさんも挨拶どうぞ」
『え、こんにちは？…って早くこの問題解いて』
今日はただの家庭教師というだけでは説明がつかない関係のソンミンさんと楽しい図書館デート
『いや、勉強教えてるだけだから』
と、こんな風にキレのよい突っ込みまで入れてくれる……そんな少し、いかがわしい関係にもなりました
『どんな関係だよ！』
「素晴らしい関係ですね」
『はぁあっ…もういいよ、』
「…何か事件の匂いがします」
『しないよ？』
やっぱり僕の経験からすると探偵の居る所には事件が集まりやすい
なぜかって？それは話が進まないからに決まってます
だから今日も必ず何か事件がおきるはず
「いや、必ず…ここでっ、」
『キャーーーッッ！！！』
っしゃぁあぁーー
『あからさますぎるよ、ガッツポーズが……ってあれ？キュヒョンくん？』
『はぁあ…つくづく嫌な生徒だな』
「何か事件ですか？」
『えっ、あぁ…この高級な花瓶が割られていて…』
「なるほど、」
『もうっキュヒョンくん勉強するよ？』
ソンミンさんが僕を迎えにきた
やはり愛が僕とソンミンさんの間に芽生え始めたんでしょう
『あれっソンミナ？ここで何してんの？』
『あっ！ヒチョルヒョン！！久しぶりです』
『ソンミナ最近、全然図書館来ないから暇じゃん』
『ちょっと忙しくて…』
「……って、ストーーッップっ！！」
『誰だ、お前』
「展開が速すぎます」
『キュヒョンくんの理解力がないだけだよ』
さらっと酷いこと言いましたね
『で、この花瓶割れちゃったの？』
『あぁこれ超高いのに、犯人逃げてんだよ』
『うーんとりあえず片付けよっか』
「…待って下さい」
『どうかした？』
「犯人が分かりました…」
『でも危ないから先にこれ片付けちゃうよ』
「駄目です……
この花瓶が今回の事件のキーポイントですから」
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