05/10の日記

01:00
小話ー今ボクがすべきことは、恋に落ちることー 序文
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ー今ボクがすべきことは、恋に落ちることー


カードを使った新作マジックを、完璧な精度で披露した快斗は、意外な感想を寺井から貰った。

「手さばきもアイデアもお見事ですが、ぼっちゃまのマジックには、いささか色気が足りないようですな」

快斗は、ぽかんとした。
言葉の意味の咀嚼に時間がかかり、該当する答えに辿りついたものの、さてこれは如何したものか。

「色気?」

「はい、ぼっちゃま」

「考えた事なかったぜ」
だってキッドの時なんか、何もせずとも立っているだけであの騒がれようだ。
変装の時だって、上手くやってるだろ?
女の子の格好だって完璧だろ?

「色気・・・・んーん?色気ッてもなあ?」

優秀すぎる頭脳をフル回転させている若い主人に、寺井は一つアドバイスをした。
そう、ひとつ咳払いをして、こう言ったのだ。

「では、恋をしてみてはいかがでしょうか」

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神のみぞ知る世界!
設定お借りします。
こうやって、快斗がまわりの人たちとフラグをたてて恋をしていくというお話し。
快誕に向けてゆっくり書いていきたい●●

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