09/02の日記
02:29
小話 ―君につけるクスリ― 蘭+コナン
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―君につけるクスリ―
蘭+コナン
「あ、これいいかも」
ドラッグストアの薬棚を真剣に物色しながら蘭が言った。
「えー、なになに?虫刺されの薬?」
「コナン君にね。夜、なんでかいっぱい虫に刺されちゃうでしょ。コナン君も気にしてるみたいだし1個買っておこうかなって」
「えっ、あっあはは……ありがと蘭ねーちゃん」
首筋からのぞく赤い跡を小さな手で押さえてオレは真っ赤になった。
そこは、悪い虫に吸われた箇所。服で見えないところにはもっとあるのだが、そんなこと、とてもではないが言いだせなかった。
夜中現れた白き害虫は、それは当然とばかりに言い切った。
「名探偵が美味しすぎるのがいけないんです」
膝小僧をはみながら怪盗は断言する。
「ん、あっ!!!だから跡つけんなって!」
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名探偵をはみはみしたい怪盗。
負傷ネタの番外編でした。
蘭ねーちゃん購入の薬はキンカンです。
まだ、ときどき15分のおまけチャーム付きを見かけます。欲しい!でもムヒ派
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