Shadow of the dusk

□予告
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ある日、父さんと出会った。


ある日、俺に瓜二つの女の子と出会った。


ある日、不思議なネコに出会った。





ある日、幸せが消えた。





「後悔はしないな?」



「うん、これが俺の運命だから。アイツを守るって決めたんだ。」





そして、父さんも女の子も消えた。けど、アイツらと出会えた。





「んじゃ、オレん家来いよ!」



「あい!」



「「は?」」





ナツやハッピーと出会えた。





「お前・・・・・・女だったのか?!」



「? 気づいてなかったのか。」





アイツといると気持ちが暖かくなる。





「オレたちが泣いたらリサーナが悲しむだろ。」



「そうだね・・・・・・きっとリサーナの方が泣くんだろうな。」





悲しい時だってあった。


寂しい時だってあった。



けど、いつもナツが傍にいてくれたから俺は狂わずにすんだんだ。


俺もアイツもナツのお陰で楽しむことができたんだ。





だから忘れていたんだ。





「オレと共に来い、ルナ。」



「な!? お前、なぜその名を知っている!」



「当然だ。オレが付けたんだからな、名前も、その「呪い」も。」






「お前はもう魔法を使うな。」



「っ、ラクサス!」



「オレはお前にこれ以上「闇」に飲まれてほしくねぇ。」






「ルナ・・・・・・いや、今は「ソレイユ」だったか?」



「!!」



「お前の名は「ソレイユ」だ。もう太陽にふさわしい。」



「ジェラール・・・・・!!」





忘れてはいけないこと。


それを忘れてしまった成れの果てはただの「闇」。



だから、





「もし・・・・・・・もし、俺がみんなやお前たちに危害を及ぼすような状態になったら






















俺に構わず殺せ。」








せめて、1人で「闇」となろう。





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