ぶっく2

□お名前はスリー
1ページ/1ページ

 


「………」

「また来ちゃったてへ」

「テへじゃねえよテへじゃ」

「こらこらナナミちゃーん。いらっしゃいませでしょー?」

「うぜぇ」

「もうなんかさ、客と店員の関係崩れちゃってるよね」

「ご注文は」

「…うん、流されるのも慣れたよ。えとねビー」

「今回はこっからここまでですねありがとうございます」

「ビールも言わせてくれないのね……」

「飲み物は二時間後に来ますので」

「そしたらもう居酒屋でもなんでもねぇ!」

「冗談ですようるさいなあ」

「枝豆もちょうだい」

「えー…範囲外となっておりますので」

「…昨日思ったんだけどさー」

「はい」

「こっからここまでとか同じ種類のしか来ないじゃん」

「今さらお気付きですか」

「え、なにこのハメられた感」

「胃もたれで入院でもして二度と来てほしくないなんてことは口が裂けても言いませんよ」

「え、もろバレだし口に出ちゃってるしというか口裂けちゃってるしなにこれ泣きそう」

「その前に腹痛で倒れるかもね」

「なに入れる気だよ恐すぎる」

「なにもいれねえよただの食い過ぎだよバカかあんた」

「だってナナミちゃんが注文」

「文句あんなら他の店行け」

「ないですなにもないです」

「よしじゃあ大人しく」

「あ、あのせめて各ページ一品ずつにして…」

「……」

「枝豆食いたい…」

「ち、」















ナナミちゃんがツンデレだってことくらい知ってる!デレなんて今んとこ幻に近いことも!



毎日来るとかこの人ぜったい頭おかしい。リアルな方のバカだな。









120912


 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ