ぶっく2

□それはヒミツ
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「俺ただのストーカーじゃないからね」


「…いや、だから、ドヤやめろや」


「とりあえずどう?俺と付き合ってよ」


「……」


「ぅわああ!やめて!俺のコレクションがああー!」


「うるさい」


「本人触ルベカラズ」


「つかなんでオレの部屋と全く同じなの」


「頑張った俺」


「いやいや、なんでオレここにいんの」


「それはヒミツ」


「お前いい加減誰だよ」


「神田の親友と同じクラスの松下の友達の幼馴染みの友達」


「え、なにわけわかんない」


「まあいいじゃん?」


「よくねえわ変態」


「ありがとう」


「ほめてねえし」


「俺と一緒に住まない?」


「オマエ頭ヤバイよ?」


「ここだったらベッドからカーテンから壁の色まで全部一緒だから問題なし」


「それこそ大問題だわ」


「二人で住むようにってこの家も借りたから」


「やっぱりオマエん家か」


「まあ俺の部屋で一緒に寝るのもありかな」


「ないわ」


「まだ恥ずかしいよねそうだよね」


「てかだからオレはなんでここにいんの」


「たまたま居酒屋で飲んでるとこ見つけて酔いつぶれてたからお持ち帰りした、とかでどうでしょう」


「……誘拐とか犯罪だからな」


「てへ」


「てへじゃねえよオレもう帰る」


「ちゃんと俺んちに帰ってきてねん」


「帰らねえわ!」












170912


 

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