蜀
□今、気付いた事
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注意
*明記してないケド、やる事はやります。
*残念なくおりてぃ
*かっこよくない
まだこの二人の関係は義兄弟。
それでも大丈夫な方のみ
どうぞ。
この話は雪様に捧げたものです。でもこの話をあげないと始まらないのであげさせていただきます〜
・・・・・・・・・・
これを言うと皆から意外だと驚かれるのだが
まだ小生意気なガキの頃、俺はアイツが嫌いだった。
もう第一印象から最悪だったのをよく覚えている。
親父に連れられて行った先で出逢ったアイツは、
俺を余裕で見下すほどデカイのに、ひょろりとした細身で
そのくせ力がめちゃくちゃ強かった。
年上にも負けた事の無かった俺だが、あいつには勝てなかった。
まぁ勿論負けてもいなかったんだが。
昔の俺は
アイツのすかした表情が嫌いだった
ひょろいクセに腕っぷしは強いのが、すごく気に食わなかった
俺はアイツが大嫌いだった
…なのにだ
そうだったに違いないんだが
互いに背も変わらなくなってきた頃からだろうか
いつの間にか俺は
アイツの笑顔が好きだと思うようになった
背中を安心して任せられる、唯一の存在になった
俺は、アイツの事が―――
《今、気付いたコト》
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