純情エゴイスト
□プール
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「ヒロさん?」
自分の言動に頭を左右に振っていると、後ろから野分の声がした。
「あ、な、何だ・・・・///」
野分の身体を、いつも夜やっている最中に見る時と昼間光りに照らされて見る時とは違って見えるように感じた弘樹は、すぐにプールへと顔を戻した?
「ヒロさん?どうかしましたか?」
「な、何でもねぇよ///(ヤバイ・・今日1日意識しなきゃいけねぇのかよ・・・。)」
「ヒロさん、あれ乗りませんか?」
野分の言うあれとは、船型に乗って、上からねじられた道筋を滑っていくという一種のアトラクションだ。
「い、いいぜ。」
「じゃあ、行きましょうか。」
野分に手を握られ、2人はアトラクションの方に走って行った。