世界一初恋
□雨
2ページ/4ページ
「(た、高野さんと2人っきり!?いやいや、俺は走って帰ろう。)
じ・・じゃあ高野さん、俺もここで失礼します。」
と、雨の中濡れて帰ろうとした瞬間、高野は、律の首もとの襟を掴んで離さなかった。
「濡れると風邪引くぞ?」
「傘ないですし、濡れても行けますから。」
「傘半分貸してやるから、濡れて帰るな。」
「な、何でですか?」
「雨で、カッターシャツとか濡れたお前見たらエロいから。」
「な・・・///俺、男ですよ!?エロいも何も・・・。」
「いいから、入れ。」
肩を引き寄せられ、雨に濡れなくしてくれて俺達のマンションに帰って行った。