世界一初恋
□デート
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「(ま、政宗って・・・まるで、恋人みたいじゃないか!恋人だけど!!でも、公共の場所で名前呼び合うのも変な話じゃないか。)」
「律?」
「え、あ、ご、ごめん。」
「で?」
「え、あの高野・・さん・・・///」
下を向きながら、口をモゴモゴとさせながらも名字を呼んだ。
「・・・・・。律、今度名前言わなかったら公共の面前でキスするからな。」
だんだんと高野の口調が、怒り気味になってきているのがわかった。
「律。」
「(ええい、どうにでもなれ!)ま、まさむね・・・///」
「よく出来ました。」
と、高野は真っ赤になっている律の頬に軽く唇を押し付けた。
「な!ちょ、たか・・・ま、政宗!!」
「律、今日はいっぱい遊ぼうな。」
高野は、子供のように律の手を引っ張ってアトラクションへと向かった。