世界一初恋

□デート
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「結構、でかいんだな。」

「ここまで大きな遊園地、初めて来たかも・・・。」

そのオームシャン遊園地は、最近建てられた物で他の遊園地とは遥かに違うでかさを誇っていた。


「律、行こう。」

手を掴まれ、引っ張って歩く高野の背中を見ながら、律は嬉しそうな顔をした。
「ちょ、手掴むなって///」

「いいじゃねぇか。減るもんじゃねぇし。」

「そりゃ、そうだけど・・・ってよくなーい!!」

「そうだ。今日1日俺のこと、名字で呼ぶんじゃねぇぞ。呼ぶ時は、名前で呼べよ。いいな?」

「え///そ、そんな勝手に///高野さん!」

呼んだが聞こえていないのか、無視された。

「高野さん?聞こえてますよね?」

「聞こえているけど、名前じゃないから振り向かねぇぞ。」

「そ、そんな・・・。」

「政宗。言ってみろよ。」


素直に言えない律は、頭の中で必死に考えていた。

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