純情エゴイスト
□プール
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「ヒロさん、ほらこっち来て下さい!」
「バカ!ガキでもあるまいし、はしゃぐなって。」
今日は、2人でプールに来ていた。
久々に休みが重なって、いつもどこでもいいと言う野分から、たまたまプールに行きませんか?と誘われた。
野分に誘われることは、嫌じゃないしむしろ嬉しい。
「チケットあるんですよ。オームシャン遊園地の。」
「それって、最近出来たバカでかい遊園地だろ?」
「はい!そこにプールもあってたまにはと思って。」
「もしかして、そのチケットわざわざ買って来たのか?」
「はい!どうしても、ヒロさんと行きたくて。」
「ば、ばか・・・///しゃ、しゃーねぇな。行ってやるよ。」
と思って来たものの、なんだこの温泉がありますよっていう感じのバカでかいプールは!!
「(これじゃあ、イチャイチャしてたってバレないだろうな・・・。ハッ・・いやいや違うだろ!何考えてんだ、俺は!!)」