世界一初恋

□お引っ越し
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「あの、どっかいい家ありませんか?」

律が言ったこの一言が、事の始まりだった。

「え、律っちゃん今の家住みにくいの?」

「あ、いえ・・その・・・。」

「そうだねぇ、駅が近い所だったらココとかどうかな?」

エメラルド編集部の人達に話を持ちかけて来た律に、みんなは親身になって相談に乗ってくれた。

美濃は、地図やら家探しの情報雑誌を出して来た。

「あ〜、こういう家に住みたいよなぁ。
広いし、駅チカだし。」

「そうそう、あとは高いのが痛いんだけどね。」

「あの、交番とかある場所辺りの方がいいんですけど・・・。」

「え、律っちゃん襲われかけたの?」

「あ、いや、困った時でも助けてもらえそうだし・・。」

「「あ〜、そういうことね。」」

律の最もな意見に、木佐や美濃は納得した。



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