世界一初恋

□先輩
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「あ、嵯峨せんぱ〜い!!」

通学するなら一緒にと誘われて以来、ずっと先に来て待っててくれる先輩。

「す、すみません。
いつも、待たしちゃって。」

「いや、いい。
気にしてないし。」

「すみません・・・。」

嵯峨先輩と付き合って、まだそんなに日にちは経っていないけど、少しずつ距離が縮まって来てる気がした。

行きも帰りも、一緒。

勉強見てもらったり、家に行ったり。

俺は、そんなことだけでも嬉しかった。

先輩が俺のこと、どう思っててもいい。


俺は、先輩が好きだから。


End

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