世界一初恋
□俺の恋人
1ページ/4ページ
高野さんと付き合って一年半が過ぎた。
エメラルド編集部の人達に付き合ってるのがバレ、
横澤さんには愚痴をこぼされる日々が続いたある日のこと。
「おい、みんな。
小野寺に触ってもいいのは俺だけだ。
だから、今日から俺の許可無しに触ることを禁ずる!」
「な・・・!!
高野さん!!」
「おい、政宗!!
会社で公私混同するなって言っただろうが!!」
「んなもん知るか。
小野寺は、俺の物だ。」
「律っちゃん、愛されてるねぇ〜!ヒューヒュー!!」
「き、木佐さん止めて下さい!!///」
横澤に睨まれた律は、木佐の掛け声を慌てて止めようとした。
「でも、高野さんの意見には賛成だね。」
「え、美濃さん?」
「だって、付き合ってる相手をおちょくられたりしたらさ、誰だってイライラすると思わない?
今の高野さんの状況が、そうなるんじゃないかな?」
「美濃、わかってるじゃないか。」
「高野さん、たまに顔に出てるからわかるんですよね。」
「顔に出さなきゃ、わかってもらえんからな。」
美濃と高野が揃ったら、危ないとエメ編はつくづくそう思った。