世界一初恋
□雨
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「うわぁ・・、暗いと思ったら雨降ってるよ。」
「強いか?」
「うーん、それなりにかな。」
「傘、みんな持ってきてるのか?」
「俺は、迎えがくるはずだから。」
と、木佐。
「僕は、折りたたみ傘があるよ。」
と、美濃。
「俺は、走っていけばバス停あるから。」
と、羽鳥。
「傘ないんで、濡れて帰ります。」
と、小野寺。
「俺は、傘ある。」
と、高野。
「え・・・律っちゃん、この雨の中走って帰るつもり!?」
「はい。えっとダメですか?」
「ダメっていうか、濡れて風邪引くよ?」
「大丈夫ですって。」
みんなは、ビルの玄関に傘をさす人。
途中まで走っていく人。
迎えの為、傘にいれてもらう人がいる。
「お疲れ、律っちゃん。高野さん!!」
「「お疲れ様です!」」
エメラルド編集部の皆は、それぞれの道に帰っていった。