この世界

□7/20「シスターさん?いえ禁書目録です。」
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当「あっ、あー・・・・」

イ「うん?違うんだよ、いつまでもここにいると連中ここまで来そうだし。なおと達だって、部屋ごと爆破されたくないよね?」

あまりにもサラリと答える彼女に当麻は絶句する

さて、どうしようか。と直人は思考を巡らす
自分は「超能力者」だから魔術師など目ではない。しかし、もし奴らが今、この時の事見てるなら話は少し変わってくる。

おそらく、インデックスの話を聞く限り、魔術結社は一種の秘密結社なのだろう、常識的に考えれば正体を知った者を奴らが生かす筈がない。

つまり、直人と当麻は奴らの標的になってしまうのだ。
自分はともかく、当麻まで守らなくてはならない。これでは勝ち目は分からない。

さらに相手が何人かも分からない、これではインデックスをその場から逃がしても、相手が多ければ捕まってしまうかも知れない。

と、ここまで考えていると

当「不幸だー!」

自分の親友の声で現実に戻される。取り敢えず考えるのは後だ、と直人は自分の中で結論付ける。

イ「不幸っていうより、ドジなだけかも」

とインデックスはクスリと笑う

イ「「幻想殺し」っていうのがあるなら、仕方ないかも知れないね。」

当「・・・・・どういう事でせう?」

イ「うん、こういう魔術の世界のお話君はきっと信じないと思うけど。神様の加護とか、運命の赤い糸とか。そう言うものがあったとしたら、君の右手はそう言うのもまとめて消してしまっているんだと思うよ。」

当「つ、つまりあれか?俺の右手が空気中に触れてるだけで・・・」

直「バンバン不幸になってく、って事だな。」

当「うわぁぁぁぁぁぁ!!ふ、不幸だァァァァァ!!」

直・イ「何が不幸って、その右手を持って生まれた事が不幸だな(ね♪)」

容赦ないシスターと親友の言葉に思わず涙する当麻
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