この世界
□7/20「シスターさん?いえ禁書目録です。」
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着替え終えたインデックスと直人は話を続けた。
直「それで「禁書目録」というと、あの旧教が作った奴がモデルなのか?」
イ「よっよく知ってるね、なおと。うん、そうだと思うよ」
直「?“思うよ”ってどう言うことだ?」
イ「・・・私ね、一年前位から記憶がないんだ。」
直「え?」空気が重くなった気がした
イ「起きたら路地裏に倒れてて、そこから魔術師に追われ始めたんだ。」
“淡々と語る彼女の瞳は悲しそうで”
イ「そこからずっと逃げて、この町に着いたんだ。」
“絶望に染まっていた”
直「そっか・・・」直人は内心悲しんでいた
何でこんなにも希望領域〈アッチノ国〉が似合う彼女が、
絶望領域〈コッチノ国〉にいるんだ。と
イ「そういえば、なおとはどうしてそんな事知ってるの?」
直「ん?あぁ、俺の能力の応用の為にな、いろいろ調べた時期があってな」
“そん時に、な。”と直人はまだぶつぶつ言っている当麻を尻目に言う
イ「ふーん、そうなんだ。あっ!なおとの能力ってなんなの?」
直「あぁ、「黒之微笑」って言うんだ。主に、影や闇などを操る能力だ。」
イ「えぇ!?そっそんな能力もあるの!?」
直「あぁ、そうだよ。だからな、俺は学園都市に九人しかいない「超能力者」の同列第一位なんだ。」
イ「ほえ〜、なおとって、すごい人だったんだね!」
直「そうでもないさ、それよりも当麻、お前今日補習じゃなかったか?」
当「え?・・・・・・・あぁーーー!!やっべえ!遅刻する!」
直人に言われると思い出して慌てる当麻、準備しながらも当麻はインデックスに聞く
当「あっと、お前はどうする?俺はこれから学校に行って補習受けてくるけど、ここに残るなら鍵置いていくけど・・・・・。」
イ「いい、出てく」とインデックスは少しムスッとしながら言う
きっとまださっきの事を許せてないのだろう