【quaff%一息に飲み干す】



「いい酒が手に入ったんだ」
そう言って男は城にやって来た
別にすごく好きというわけでもないけれど、何となく飲むことになった


注がれた酒を一気に煽る
男も一息で飲み干した

「美味いな」
そう笑う男は幼少時代を彷彿させる

「俺、アンタが好きなんだ」

新たに酒を注ぎ足す
どこで手に入れたのか聞こうか迷っていた

「好きなんだ」

空を見上げると、
日輪の光を浴びて輝く大きな三日月と目が合った



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