07/07の日記
00:08
Thanks>祐螺様
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ストーカーしてたらキリ番に当たりました
泣きたくなりました(嬉しくて
ありがとうございましたっ
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00:06
Thanks>緻紘様
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死ぬのが怖くないのか?
幾度となく問うた。
それでも、佐助は迷いなく笑うだけで問いを覆すことはなかった。
こころの奥の奥で、どうか覆してくれと、願っていた。
「…何故、佐助に辛い思いをさせねば、ならぬ…」
声を震わせて絞り出した言葉を、果たして、佐助は聞き取ったのか、今はもう、わからない。
佐助は幸村の手を握った。慈しむように柔らかく撫で、骨張った指から続く甲の上に口づけた。
そうしてくしゃくしゃに歪めた顔で笑うと言った。
「…俺様、本望だよ」
* * *
知ってるかい、旦那、
旦那のその手がどうやって出来たのか。
人間の手は、初めはただの平たい塊。その、指の間はね、細胞が死んでこの形になるんだって。
俺様は、旦那のその手がすきだから、その細胞が死んだことをちっとも可哀相だと思わない。
わかってくれる?
俺様、むしろ、その細胞が羨ましいの。
俺様は、真田幸村を形作る為の、その、細胞になるよ。
その為に生まれてきたって、信じても罰は当たらないよね。
旦那を愛してるよ。
もう会えなくても。
* * *
手を撫でていた滑らかな感触が消え、はっ、として幸村が顔をあげたときには既に、佐助の姿はなかった。
ぼんやりとした暗闇に溶けきった後であった。
いくら佐助といえど生きて帰ることなど出来はしない、
それがわかっているのに、どうして快く見送れようか。
生きてくれ、某の為というなら生きて帰って参れ、
幸村はきつく唇を噛んだ。
闇は濃さを増した。
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アポトーシス = プログラムされた細胞死
緻紘様から強奪してきました
彼女の文才が欲しい←
ありがとうございましたっ
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