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□反省
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烏森で妖を倒す手伝いをした時に約束以上の力を使っていたことが頭領にばれてしまい、ただいま説教中…

「約束を破ってしまい申し訳ありませんでした」

頭を下げ頭領に謝る

なんで謝らなきゃいけないんだろ…

正直、悪いことをしたとは思っていない
妖が予想以上に強く、力を出すしかなかったのだ

しかし、意地を張って謝らなかったら色々と面倒なのでとりあえず謝っとく

「…名無しさんはさ、今回のこと反省してないよね?」

ズズッ…とお茶を啜りながら頭領は尋ねた

「え、いや…してますよ」

「ふ〜ん…」

一瞬、心を読まれたかと思ったがそんなはずはないと自分に言い聞かせ、動揺を隠す

「わかってくれたならいいんだけどね

そういえば貰い物で美味しいお菓子があるから食べるかい?」

「いいんですか! 頂きます!!」

やっと長い説教が終わったし、お菓子が貰えるなんてラッキー!…なんてその時は呑気に思っていた

私は頭領の後について頭領の部屋に入る

「…名無しさんはホント単純だね」

「どういう…痛っ!」

頭領に背後を取られ腕を背中で捻り上げれる

「結」

そのまま腕は結界で固定され動かせないようにされた

「頭領! どういうことですか!」

「名無しさんが反省してくれる様子がないから仕置きするしかないようだからね」

「私は反省してます!」

噛み付くように反論すると頭領は私を乱暴に押し倒し上から冷たい瞳で私を見ながら

「俺を騙せると思ってるの?」

と言い放つ

そこで私は初めて頭領がかなり怒っていたことに気がついた

遅い後悔をしながら恐怖で体が微かに震える

「今更反省したって遅いからね」

頭領の重みがある言葉が私に降り懸かった


―――――



「ひ、…んん…っあ」

ぐちぐちと蜜壷を頭領の指が犯し、イけるような激しい刺激ではなく焦らすような緩やかな刺激ばかりしてくる

「あ…ん、はぁ、イ…く…」

やっと快感が上り詰めそうになりぶるぶると震えると頭領の指が刺激をやめ、ずるっ…と抜いてしまった

「あ、…とう、りょう…?」

「イかして欲しかったら、何が悪かったか理由を言ってごらん
ちゃんと答えられたらイかしてあげる」

ニッと不敵に笑ってまた蜜壷に指を入れ、イかない程度の刺激を与える

「ん、烏森で、約束した以上の、力を使ったから…ん、ですよね…?」

「……全然わかってない」

呆れたように言われてイラッとする

だってそれ以外ないじゃん…

「力を使い過ぎたことも悪い、だけど名無しさんがその危険を理解していないのはもっと悪い」

「どういうことですか?」

「危険がわかっていたら自ずと力を抑えるだろ?
抑えずに戦って妖になったらどうする?
俺達は名無しさんを殺さないといけないんだぞ?」

「妖になっても、任務を果たすためにはしかたない…」

そこで頭領とばちっと目が合う
冷たいようでどこか悲しい目をしてる

「俺は…愛する人を、名無しさんを殺したくない」

ぎゅう…と私を抱きしめた

そうだ…私は皆を悲しめないように裏会に入ったのに…
私は頭領を悲しめていた…

「…すいませんでした
もう、あんなことはしません」

頭領は私の気持ちをわかってくれたのか、優しく頭を撫でてくれた

「わかってくれたならいいよ

さて、約束通りちゃんとイかせてあげるよ」

そう言うといきなり頭領の自身をずぶっと入れた

急に大きな刺激を与えられて私は大きくのけ反る

「んぁあ!…ん、あ、んぅ…!」

「…はぁ、まだ、イっちゃ駄目だからね」

そんな無茶な…と思いながら出来るだけ我慢するように心掛ける

「ぁ…と、りょ…イか、せて…ひぅ、んん」

「だーめ、もうちょっと我慢」

激しく腰を打ち付けられて快感でだらし無く口が開いてしまう

「あ〜…イきそう…」

「も、だ…め…んぁぁあっ!!」

「――くっ…」

我慢出来ずぶるぶると震えてイくと、少し遅れて頭領もイったようだった

ぐったりしてると頭領が結界を解いてやっと腕が自由になる

「頭領…」

息が荒い頭領にぎゅう…と抱き着く

「頭領、私は妖になったりあなたに殺されたりはしませんから」

「…あぁ、そうしてくれ」



もう誰かを悲しめたりさせない

私は心に強く誓う

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