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□再会
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−−「これからはずっといっしょだよ」
２人の再会を祝う紙吹雪のように桜の花びらが舞っていた−−
時は一転して放課後。
夕日が辺り一面を染め、２人の男女の影は微妙な距離を保ちながら縦に長くのびている。
−今日は大変だったな…−
小狼は今日１日の出来事を思い返す。再会した嬉しさのあまり抱き合った２人だったが、数秒後には、さくらが遅刻ぎりぎりだったことを思いだして、走って学校まで向かうはめになった。
その後は、学校で転校生として紹介されると、休み時間が来るたびに人に囲まれたのだ。
再会を喜ぶ者
香港からの転校生に興味津々のもの
小狼は気づいていないが、その容姿に惹かれた者も少なくないようだ。
その人々に悪気はないとわかりつつも、昼食すらまともに取れない状況に内心うんざりしていた。
それに加えて学校での手続きなどもあり、放課後になってやっとさくらと２人きりになれたのだった。