その他×ツナ 2

□世界の終わりを知る者2
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痩身の青年-----沢田綱吉は、光射す森の中、ただじっと黒い棺の前に佇んでいた。
まるで完成された1枚の美しい絵のように、その空間だけが侵しがたい神聖さに包まれている。


その光景を目にした雲雀恭弥は、その場に縫いとめられたように動けなくなってしまった。
ただ、息を呑んで、棺を見つめる綱吉に目を奪われていた。

焦がれすぎた想いが、彼の幻を作り出したのかと思ったから――――





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