山本×ツナ1
□告白
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「ツナが好きだ」
「・・・・・え?」
リーーン・リーーン・リーーン・リーーン…・・・・・
開け放たれた窓の外から、涼を感じる鈴虫の羽音が聴こえてくる。
蒸し暑い室内に、ひんやりとした夜風が入り込んで、ふわりと部屋の空気を掻きまわす。
オレは左手首に熱くて硬い掌の感触を感じながら、隣に寝そべって自分を見上げる親友の顔をまじまじと見た。
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