山本×ツナ1

□愛する資格U
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< side Yamamoto >




最低だ。

あれは合意じゃない。完全に強姦だ。凌辱だ。レイプだ。



『・・・・ヤだっ!・・・・っ、ぅああっ!!・・・・・・おねがっ、やめっ―――!』

泣いて嫌がる相手を、無理やり犯した。

『ダメっ!・・・ひぅぁっ・・・ふぅ・・・・・やまもっ、まって・・・まっ・・・――ヒッ、・・・イっ、あっ、あっ・・・・・・ああああっ!!』

懇願する綱吉の嬌声が、今も耳について離れない。

“イヤ”も“ダメ”も、聞きたくなかった。

その言葉が紡がれるたびに無性に苛立って、無理やり口を塞いだ。
“やめて”と言われる前に、何も考えられなくなればいいと、深く貫いた。
身じろぎするたびに、逃げられてしまうような危機感に目の前が真っ赤になって、必要以上にきつく四肢を圧迫した。

ぽろぽろと透明な涙を流す綱吉を、可哀想と思うよりも興奮が煽られて。
貪欲な獣に支配され、自分が自分じゃなくなったみたいに、無我夢中で腰を打ち付けた。


誰にも、渡さない。

絶対に、離さない。

ツナは、俺だけのもの――――


綱吉を激しく抱く間、ただそれだけしか考えていなかった。



自分でも制御できない苛立ちと焦り。あまりにも一方的で、身勝手な怒り。
自己嫌悪で死にたくなるなんて、さすがに生まれて初めてだ。


せめて頭を振ってリプレイされ続ける映像を消してしまいたいのに、正直な欲望は記憶の中の痴態だけで簡単に昂って。
何度も何度も思い出しては、下肢にくすぶる熱さに、気が狂いそうになる。


もう一度、抱きしめたい。口づけて、甘い吐息を聞きたい。

身を寄せたときに芳るかすかな匂いを、温かいその体温を、柔らかな微笑みを、無条件に与えてくれた信頼を、もう一度取り戻したい。


血を吐くほどに願っても、それはもう叶わない。






あれから何日経っただろう。

俺は1度も、ツナに触れていない――――






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