ボカロ曲 小説化!

□カゲロウデイズ
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8月15日の午後12時半くらいのことだった。

その日はやけに天気が良くて、頭上に振ってくる日光が病気になりそうなほど強く照りつけてきて、あまり好きではなかった。

そんな中、することもなくて君と学校のこと、家のこと友達のこととか、私たちのこれからのこととか・・・いろいろ駄弁っていた。

話題が途切れたとき。

「まあ、夏は嫌いかな・・・」

という君の声でしばらくの沈黙は破られた。

膝に抱いていた猫を撫でながら、君はまるで王様のようにふてぶてしく呟いていた。

すると猫はなにが気にくわなかったのか、すっと君の膝から降りて、飛び出していった。


「あ、待って!」

君も、猫を追いかけて走っていった。
猫を夢中で追いかけるあまり、そこがどこだか忘れているようだった。

まるで、飛び込んでいくかのように君が入ったのは、いつのまにかに変っていた信号機


バッと通ったトラックが、君を引き摺って泣き叫ぶ。


『ぷぁん』という音が鼓膜から離れない。
ずっと連動して響いている。

「   」「   」「   」

周りの人は皆何かをいっているが私の耳にはもう届かない。



世界がスローモーションに見えた。
目の前で起きている出来事が理解できなかった。



























そこで、一旦僕の記憶は途切れている。
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