籠球

□プロフィール&プロローグ
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『俺たちも卒業…か。』
ポツリと一人呟いた言葉に
「またサボリか?」
屋上で寝ながら空を見ていた雨衣には
声のする方へ
頭を向けた。
『大輝…。』
そこには青峰大輝がいた
ゆっくり雨衣は体を起こし
青峰に向き直り
『お前こそ』
と、一言だけ答えた
青「ちげぇよ昼だから探してたんだよ。」
バカと付け足して
雨衣の手を取り
引き上げ立たせた
『…なぁ大輝…テツヤと絢が部活辞めてからもぉ結構経ったな。』
雨衣は青峰の手を一瞬強く握り
顔を上げた。
青「…雨衣」
心配そうに優しい声色で
青峰は雨衣を静かに抱きしめた。
『大輝…俺強くなりたい。テツヤに負けないくらい…大輝と戦えるくらい…強く…だから…』

泣くのは…今日が最後だ…
雨衣はそう言って
大輝に泣きついた

『絢華…テツヤ…じゃあ…な…』
して
雨衣は
青峰と共に行くことを誓ったのだった。
『さよなら…絢華。』



プロローグend
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