テニプリ変身シリーズ@
□迷子?
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▼ボンバープードルを探す(1)
『ただいまー…あれ?もじゃじは?』
「え?そこらにいねっすか?」
『………ほら、早く着替えなさいよ/;』
いきなり現れたもじゃいち、もとい、切原赤也の服を買い出しに行って、もう夕方。
鍵かけ忘れたのかな…?
もじゃじがいなくなってしまった。
『飼い主って…いたのかな…』
「俺は飼い主見つかる前に眞文さんのお母さんに会ったんスよね〜」
『…飼い主のとこ、帰ったのかな…』
「犬って、んなウロウロしないっしょ」
『……探してこよ』
「とりあえず俺と会話しましょーや」
犬に化けてた変態と話す事なんてありません←
わたしは切原赤也に家を預けて外へ出た。
『………ただいま、もじゃじいる?』
「おかえり!…まだいないっス」
『やっぱ飼い主のとこか。はぁ…疲れちゃったよ;』
気付けばもう23時を回っていて、急に疲労感が襲い掛かってきた。
ご飯と風呂…わたしがやんなきゃじゃーん。
重くなった足を引きずって浴室へ行くと…
湯気で溢れるバスルーム。
『あれ…?』
わたしいつやったっけ?
「あ!それ俺っス!シャンプーん時覚えました!」
切原赤也はへへって笑いながら近寄ってきた。
やっぱり犬なんだね。
「撫でてくれ」って顔に書いてあるよ(笑)
『ありがとう、赤也!』
ひじき頭をわしわし撫でてやると赤也の顔がほころんで、いきなりぎゅーってしてきた。
プードルじゃないんだから自重してくれ。
お風呂に入って、心配でご飯なんか食べられなくて(疲れてたし)
ソファに横になって『明日朝また外見てみようかな』とか考えてて…
わたしは寝てしまった。