日陰者の戯言
□忍者になる!?
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帰ろうとするとリーに声を掛けられた。
理由はどうやら組み手をするため…だとか。
「では!!行きますよ!」
「はい。」
リーが踏み込んで来て私は来るであろう右手に備えてカウンターを用意する。
思った通りの
思ったタイミング。
リーの右手を左手で弾いてリーの方へ踏み込む。
「な!!」
ガードできないように体を入れた。
私は右手をリーの腹に力一杯叩きつけた。
吹き飛んだリーの前に立つ。
「リーの動きは真っ直ぐすぎるから直ぐ分かったよ。」
手を差し出す。
リーは私の手を借りず自力で立ち上がる。
「なぜ手加減したのですか!?」
柔拳にチャクラを込めなかったのが気に入らない様で。
「だって、組み手でしょ?今のを含めてもう一度やらないの?」
「!!」
「チャクラや体力を温存しつつやらないとすぐ終わっちゃうよ?」
「…そ、う…ですよね。」
「フォームとか基礎技術の向上、でしょ?」
「ボクは急ぎすぎて居たのかもしれません。…ありがとうございます!ヒカゲ!」
「いーえ!続き、やるでしょ?」
「もちろんです!」
泥だらけになるほど
二人で修行した。