日陰者の戯言

□忍者になる!?
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「はじめまして。
日向ヒカゲです。
夢はアホをシバくことです。」

爽やかに笑ってそう言ってやった。


「あの、アホ…と言うのは?」

リーが言った。

「日向のアホだよ。もういいでしょ?」

「え、えぇ…。」

ネジ兄さんをにらめば

にらみ返された。

(アホはお前だっつーの!ハゲ!)



心の中でネジ兄さんに悪態をついておいた。





「よし!じゃあ、いつものやるぞ!!」

担当上忍、ガイがそう言った。

「…?いつもの?」
ザッザッザッザッ…

「…(いつものって…ランニングのこと…!?)」

いつもやっているのか、と一人でため息をつきたくなるほどガイの作った日程は体育会系だった。








なわとびをしながらテンテンに話し掛ける。

「これ毎日やってんの?」

「そうね…。まぁ…先生、あんな感じだし…。」

嫌味を言われるよりかはるかにましか。

「ねェ。ヒカゲってネジの妹なの?」

テンテンの問いに少し考える。


「いとこ…かな。年上だから兄さんって呼んでる。」



テンテンがキラキラした目で私を見る。










「私のことは、お姉様って呼んでもいいのよ!!」
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