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□Happy New Year
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「あ、そろそろ時間よ。

サトシを起こさないと間に合わないよ!!」

アイリスがぴょんとベンチから腰を立たせる。

ぐいっとデントの腕を引き

「行こう、デント!!」

デントを引っ張りながらポケモンセンターへと戻る。

雪がちらちらと降り始めた。




「サトシー!!!!」

バァァンとドアを開け、部屋へ入る。

サトシが眠っているであろうベットを見るがサトシとピカチュウの姿はない。

「…あれ、何処に行ったんだろう?」

「もぉ!!あと少しでカウントダウンが始まるっていうのに!!!!」

「トイレに行ってるのかもね…僕、探して……っ!!!」

「きゃぁ!!!!」

突然、誰かがぶつかってきてベットに倒れこむデントとアイリス。

「あはは!!!引っかかったー」

『ピッカチュー』

「ちょ…っサトシ?!!」

「何してるのよ、ホント子供ねぇ!!!」

「煩いなー…アイリスも子供だろう?」

「サトシほど子供じゃないわよっ」

ベットでじゃれあいながら言い争う二人。

そっと起き上がろうとしたデントの腕をアイリスがぐいっと引っ張る。

「うわ…っ」

「逃さないわよ?デント。」

にーっこりと笑みを浮かべるアイリス。

結局ベットの上でじゃれあう。

突然、サトシが

「10、9、8…」

数えだし、それに応えるようにアイリスとデントも声を揃え

「「「7,6,5,4,3,2,1…」」」

ボーン、ボーンっと大きな振り子時計の音が部屋に響き渡る。


「「「Happy New Year!!!!!」」」


今年もよろしくお願いします。



いつまでも仲良しでいれますように。




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