gift

□memory
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「なぁ、アイリスー何処へ行くんだよ?」

「まぁまぁ、黙ってついてきてよ。」

アイリスの後を不思議そうに追う。

起きたらアイリスが居て、デントは居なかった。

勿論デントが居ないことに不審に思い

アイリスに聞いたが「さぁ?知らなーい」と言うだけだった。

そして5時になりアイリスがサトシを引っ張り何処かへと向かった。


「何処に行くんだよー?」

「着いてからのお楽しみよ」

「むぅ…教えてくれてもいいだろう?」

「だーかーら…内緒だって。」


そんな会話を続けてアイリスが立ち止まる。

「目を瞑って、サトシ。」

「はぁ?何で…「いいから!!」…はい」

ピシャリとアイリスに言われ

大人しく目を瞑る。

アイリスがサトシの手を引き歩かせる。


「はーい、目を開けてもいいよっ」

ゆっくりと瞼を開ける、そこにはデントとアイリスが立っていて

「「サトシ、誕生日おめでとうー!!!」」

と、声を合わし言う。

「へ?」

と、何とも間抜けな声が漏れる。

「何?もしかしてサトシも忘れていたの?」

「え、え?!!」

「今日は10月10日で、サトシの誕生日なんだろう?」

「え、今日って10月10日…?」

「やっぱり、忘れてたのね。」

アイリスが呆れ顔で言う。

「ヒカリから聞いたんだよ。」

何で知っているのか?という表情をしているサトシに

デントは、にこにこと微笑みながら言う。

あぁ、思い出せば確かにヒカリがデントに何かを言っていたような気もする。

「今日、用意したから、少しぐらいしか用意できなかったんだけど。」

「僕達からサトシへお祝いだよ。」

「……。」

「どうしたの、サトシ?」

「嬉しくないのかい?」

「いや、違うよっ!!すっげぇ嬉しいっ

デント、アイリスありがとうなっ!!!」

今まで見たことがないほどの笑顔でサトシは感謝の言葉を言う。

「さぁ料理が冷める前に食べよう。」

「あ、これわたしからの誕生日プレゼント!!」

「ありがとうな、アイリス!!!」

「どういたしまして。」




デントが作った料理も全て食べ終わり

誕生日会の最後にサトシを真ん中にして写真を撮る。


memory(3人での思い出)




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サトシ誕生日企画。
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