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□ずっと、好きでいていいですか?
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「もう・・・っサトシなんて知らない!!!」

あたしは夕日に照らせてオレンジ色に染まった教室を飛び出した。
雨上がりだったから気温が下がっており肌寒い。
いつもなら一緒に帰ってくれるサトシ。
でも今さっきサトシと喧嘩した。

数分前―

「あの・・・さ、ヒカリ。」
「何////?」

誰も居なくなった教室に二人っきり。
あたしにとってサトシは大事な友達で、あたしの・・・・思い人。
そんな子から急に呼び止められたあたしの心臓は破裂してしまうくらい緊張していた。
まともにサトシの顔すら見れない。

(ほっぺた・・・・赤くなってないかな////)
「で?あたしに何か用?」

いつものような調子で話すあたし。
でもホントは死んでしまいそうなくらいにドキドキしているのだ。
もしかしたら告白かもしれないじゃないっ/////
そんな期待もあって、あたしの顔はますます赤みを増すのだ。
だけど、現実は違ったのだ。

「・・・・・・俺、3年に上がる前にカントーに戻るんだ。」
「・・・・・・え?」
「だから・・・俺、終了式が終わってから直ぐにカントー行きの船に乗って帰るんだ。」

一瞬あたしの頭の中は真っ白になり停止した。
だって・・・・いきなりそんなこと言われても信じれないでしょう?
でも嘘じゃないのは分かる。
だって、サトシの表情が真剣で悲しそうな表情だから。
それにサトシは嘘を吐くような人じゃない。
でもあたしはそれを分かっていても
信じれない。
受け入れることが出来ないのだ。

「・・・・・・嘘、でしょう?」
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