短編作成
□憧れ
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”憧 れ”
たったの二文字が僕の頭から離れなくて
僕は、その二文字をずっと見つめていた―
全国のトレーナー雑誌っという名前の雑誌。
僕はこれを毎月買っていた。
僕ぐらいの年でこの雑誌を買う人は結構いる。
まだトレーナーの資格がない僕達には
全国のトレーナーのことを知る事が出来る唯一と言ってもおかしくない本だ。
勿論、今月のはもう買った。
それを自分の部屋のベットでパラパラと捲りながら読んでいた。
ホウエンのことだけではなく、シンオウのことも書かれていて
僕はシンオウの所を読むのが楽しみだった。
だって、かつて一緒に旅をした仲間のことが載っているかもしれないから―
そう思って見ていた。
すると、あるランキングのところで目が止まったのだった。
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