短編作成
□君への思い
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「ぇっと…私、部屋に戻ってるね!!」
早口でそう言いその場を去ろうとしたのだけど
甘かった。
「ちょっと待てって!!」
ガシっと腕を掴まれた。
「な、何?」
「泣いていて何でもないはないだろう!!何があったのか言えよ。仲間だろう?」
ほら、やっぱり。
サトシは何も分かってないじゃない。
そんな子に何を言ったらいいのよ。
「煩いっ!!!!サトシに、サトシなんかに何が分かるって言うのよ?!!!」
「…ヒカリ。」
「分かった、言ってあげる。私は―…」
私は、
私は、私は―
「サトシのことが異性として好きなの/////」
そう言った後、私はサトシの返事を何一つ聞かず走り去った。
後ろからサトシの呼ぶ声が聞こえた。