短編作成

□どうして、君は―
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どうして君は優しいのですか?

君は今まで敵だったニャースを仲間にした。

どうして疑わないのですか?

だって、今まで敵だったんだよ?

今まで酷い目に遭ったじゃないか。

ニャースやロケット団のせいで酷い目にたくさん遭ったじゃないか。

それなのに、

どうして、君は――

人やポケモンを簡単に信じるのですか。


『いや〜素晴らしいバトルだったニャ!!流石はシンオウリーグベスト4だけの実力はあるニャ!!』

「あはは…サンキュー」

そんなの都合のいいお世辞じゃないか。

カントーだって、ジョウトでだって、ホウエンだって、シンオウにだって…

あいつらは君のポケモンや仲間のポケモンを盗もうとしてたのに。

どうして、ニャースの言葉に嬉しそうに返すんですか?

『ピーカ、ピカ』

僕は信じない。

今まで、ずっとサトシを危険な目に遭わせたニャースの言葉なんて。

「まーだ、ピカチュウはニャースを疑ってるのか?」

『ピッカ!!』

当然だよ。

こいつらの言葉なんて信じない方がいい。

いつ、こいつらは裏切るかわからないのだから。

なのに、僕の大好きな人はニャースのことを信じきっている。

どうして、君は疑わないの?

どうして、君は信じきれるの?

いつか裏切られるかもしれないのに―


どうして、君は―――



優しいのですか?





end


オチなし(汗)

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