短編作成
□疲れたときは一休み
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仕方ない・・・そう思いヒカリに問いかける。
『ピカピ、ピカチュウ?』
「え?サトシ?」
『ピッカ!!』
「そうね〜あの後から見てないから分からないわ?」
『ピーカ・・・』
そう言うと僕はヒカリから離れる。
だが、その後すぐに彼を見つけた。
彼は大きな木を背凭れにしながら眠っている。
そっと近づくがその気配に気づいていないようだ。
『ピカピ・・・?』
いつもこの一言を言えばすぐに起きる彼だが今は起きない。
「あらピカチュウ。サトシ見つかった?」
『ピッ?』
「あ、サトシ熟睡中ね・・・そりゃそうよね。いつもバトルとかポケモンの健康管理とか色々大変だもんね。
疲れてて当然っか・・・・」
そうだ。
彼はいつも僕達の管理やロケット団の相手やバトル。
そして時々色んな事に巻き込まれる。
その上、最近はずっと歩きっぱなし。しかも野宿だ。
疲れてて当然だ。
「今日はそっと寝かしてあげようか。」
ヒカリは、にっこり微笑みその場を離れる。
だけど、僕はサトシの傍に丸まり目を閉じる。
だって、キミと一緒に居たいから―――・・・
疲れたときは・・・・一休みをしよう。