短編作成

□疲れたときは一休み
2ページ/2ページ

仕方ない・・・そう思いヒカリに問いかける。

『ピカピ、ピカチュウ?』
「え?サトシ?」
『ピッカ!!』
「そうね〜あの後から見てないから分からないわ?」
『ピーカ・・・』

そう言うと僕はヒカリから離れる。
だが、その後すぐに彼を見つけた。
彼は大きな木を背凭れにしながら眠っている。
そっと近づくがその気配に気づいていないようだ。

『ピカピ・・・?』

いつもこの一言を言えばすぐに起きる彼だが今は起きない。

「あらピカチュウ。サトシ見つかった?」
『ピッ?』
「あ、サトシ熟睡中ね・・・そりゃそうよね。いつもバトルとかポケモンの健康管理とか色々大変だもんね。
疲れてて当然っか・・・・」

そうだ。
彼はいつも僕達の管理やロケット団の相手やバトル。
そして時々色んな事に巻き込まれる。
その上、最近はずっと歩きっぱなし。しかも野宿だ。
疲れてて当然だ。

「今日はそっと寝かしてあげようか。」

ヒカリは、にっこり微笑みその場を離れる。
だけど、僕はサトシの傍に丸まり目を閉じる。
だって、キミと一緒に居たいから―――・・・

疲れたときは・・・・一休みをしよう。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ