短編作成

□実力と経験
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タケシに言われて今までの事を思い出す。

確かにサトシは不利なバトルでも勝利したことがある。

時にはポケモンが望み、その望みを受け入れてバトルをする。

それは特にミジュマルが多いと、感じた。

ケニヤンとの初バトルでも色んなハプニングはあったものの、勝利をしていた。

「…思い当たる節あるんだろう?

それは、きっとサトシが自分のポケモンの力を信じているから

出来ることだと俺は思っているんだ。」

そう。あれはサトシとポケモンだからこそ出来る。

信じあう気持ちがあるからこそ出来るのだ。

きっと他の誰にもできない。

「…確かに最初は何も知らなかったから相性とか考えてなかったんだと思う。

だけど、サトシと一緒に旅をして分かったんだ。

きっと、アイリスもデントもこれからサトシと旅していったら分かるよ。」

そう言って二人を見て微笑んだ。

今、サトシと一緒に旅しているのは自分ではない。

俺とサトシが旅していたのは過去で現在ではない。

今はアイリスとデントなのだ。

だから、この二人にサトシのことをもっと理解して欲しい。

きっと、この二人ならサトシのことを理解してくれるはずだ。


だから、



この二人に



お願いをしたい。







「サトシは無鉄砲で考えなしだけど、何も知らない素人トレーナーじゃない。

確かに無茶ばかりするけど、そんなサトシを支えてやって欲しい。

今までは俺だったけど、今度からはアイリスにデント。

二人にサトシをお願いしたい。」




俺の大事な親友を。




サトシの夢が実現できるように




二人で支えあってほしい。
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