一護

□sugar
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今、一護は一人ベッドに横たわりながら雑誌を読んでいた。

「よ〜う!一護!雑誌なんか読んでないで俺に構え〜!!」

机の上からベッドで寝ている一護に向かってダイビングをしたコンだが、それは呆気なく交わされ、仕舞いには足で蹴られ壁にクリティカルヒットした。

「いったぁぁ!いっちごぅお!!てんめぇ!このや「うっせぇんだよ!馬鹿やろ!雑誌くらい静かに読ませろ!」

一護はベッドから立ち上がり額に血管を少し浮かばせコンに怒鳴った。

「あ〜あ、そんなに怒鳴ったら可愛い顔が台無しやで?」

カラッと窓が開き、外から敵である市丸ギンがいた。
「なっ!?おまっ!市丸・・・っ!」
「なんや?そんな驚いた顔して?可愛い反応するなぁ〜。」
「ちっ・・・ちが!そうじゃなくて!帰れよ!」
「そんなん僕が聞くとでも思うた?」

くっと喉を鳴らし、部屋にずかずかと入り込んで来たかと思えばベッドに座りちょいちょいと一護を手招いた。

「いっ行くわけねぇだろ!バカ!」
「いややわぉいっちゃんったら、恥ずかしがらんとおいで。」

一護は顔を歪ませた。

どうする。今日はコンが居るし・・・。
絶対追い出せないし・・・。

グルグルと頭で考えてたどり着いた答えが一つ浮かんだ。

「コン・・・。ごめん!」

一護はコンの口にぐっと手を突っ込むと口から丸い玉を取り出した。
そしてそれをポケットに入れた。

「いやん!いっちゃんったら僕と二人っきりになりたいからってそんなことまでしてくれるなんて!僕嬉しいわぁ〜。」
「うっせ!帰れって言っても帰らないだろ!それにコンにもあんま見られたくないし・・・。も〜!帰れよぉ〜・・・!」

一護はその場にしゃがみこむとギンの方を見た。

「僕ほんまにいっちゃんのこと好きなんやで?」

ギンは真面目な顔をして一護を見つめた。
そんな一護は顔を真っ赤にさせ顔を膝に埋めた。

「そっ・・・・そんな嘘!嘘言うな!」

一護は必死になっていい放った。

「いっちゃん・・・。」

ギンはすっと立ち上がると一護の前に立った。
そして膝をつき一護の顔をゆっくりと優しく持ち上げた。

「はっ離せ・・・!」
「いっちゃん・・・。」

ギンの手をつかみ離そうとするがそれも叶わなかった。

「はなっ・・・んぅ!?」

急にギンの顔が近くなったと思えばなにか柔らかいものが口に押さえ付けられ、それがキスだと知ったのはギンの舌が一護の口内に入ってきた瞬間だった。

「はっ・・ぅん・・ふぁっ!」

幾度も角度を変えながらキスを施すギンに一護は成す術もなくただされるがままになっていた。
意識が朦朧とし始め、目がトロンとした一護を見たギンは押さえていた情欲が爆発した。

「ぷはっ!!はぁ・・はぁ」
「いっちゃん・・・。いただきます。」
「ぇ?ふあ!」

ギンは一護をお姫様抱っこするとベッドまで一護を運んだ。
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