葬儀屋リドル

□黄昏の君へ
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「_____ぉぃ」

聞こえる

「__リドル」

ああ 聞こえる

「何してんだよ

 早くいくぞ」

彼が呼んでいる

「・・・ええ」

彼はまだ知らない

「・・・んだよ
 
 どうかしたかよ」

そう 知らない

「いいえ

 なんでもありませんよ」

私が彼に抱く想いを

「・・・?変だぞリドル」

けれど まだ

「そうでしょうか

 ・・・そうですね」

彼は知らなくていい

「ん?」

なぜなら

「隼君はいつになく

 可愛らしいと・・・」

あなたが これだけのことで

「・・・・ッ!!」

まだそんな顔をするから

「ふふ おもしろい顔」

それを楽しんでいるだけ

「リドルのバカ!」

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