葬儀屋リドル
□犬の告白
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「ダンテさんは・・・
俺のことどう思って
いるんですか」
突然俺の犬が
しゃべりかけてきた
「ん?
犬・・・だな」
「はぃ」
廉もわかっているはず
のことなのに
どうしてか寂しそうな
顔をしてこっちを
見てくる
どうしたんだ
「あ?何だよ」
「・・・えっ」
いつもうじうじしている
廉
「だから
何が言いたいんだよ
うじうじしてんじゃ
ねえよ」
ひっと声を上げて
俺の蹴りをまともにくらう
「おら、言ってみろ」
「・・・あの・・・その・・・」
「あ?」
もったいぶらずに
早く言えよと思う
「・・・俺・・・
ダンテさんの
恋愛対象に入りますか!?」