■ ノベルス ■
□徒然草第百五十五段 要約
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世に従はん人は、まず機嫌を知るべし。
但し、病をうけ、子を産み、死ぬことのみ、機嫌を計らず。
ついで悪しとてやむことなし。
生、住、異、滅の移りかわるまことの大事は、たけき河のみなぎり流るるが如し。
しばらくも滞らず、ただちに行いゆくものなり。
されば眞俗につけて、必ず果たしてとげんと思えんことは、機嫌をいうべからず。
とかくのもよいなく、足を踏みとどむよじきことなり。
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