■ ノベルス ■

□歌へ
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僕は歌が好き
上手く似せて歌うのもだけど、気持ちいいから
歌っている最中も歌い終えた後も
みんながいなくても一人でも楽しいけど、やっぱり人数が多いほど楽しくなる
みんなが知っている歌も歌うけど、知らない歌も歌う
これはみんなが知らないと思うけど、と断ってから歌う
我慢はあまりしたくないから
僕は一つの歌に全力を込めて歌う
大袈裟に聞こえるかもしれないけど、命を吹き込むとか、歌詞の一語一句まで丁寧にとか、そんな感じに
込めても伝わらなかったらまた練習だ
いい加減に歌いたくないから
いい加減に歌ったら歌を作った人にも聞いている人にも失礼だし、歌を損したみたいでもったいない

歌う歌を大切にしたい

周りの空気によっては中断してしまうときもあるけど、せめて中断してしまうその間際までは今持てる最高の声で歌い上げる
この頃は歌が生き物みたいに思えてきた
お互いをもっと知り合えたならもっと響くだろう
成り切るというより、一つになりたい

時に相棒のように、友人のように、恋人のように一緒に生きていたい
 

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