男古

□Take off !!!
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な、なんで………

なんで……

なんで………?

なんで……………?!



「おー、古市。おまえ、男鹿の事好きなんだってな?」


「と、東条さん?!」


「ま、お幸せにな。頑張れよ。」


なんで、そーなるんですか?!

東条さんは、そう言って、俺の肩をぽんぽん叩いて、どこかに消えていった。

いや、もうその時点でおかしいと思ってたのだが、そのあと教室にいくまでに、廊下ですれちがった、夏目先輩と神崎先輩と姫川先輩とグッナイとかいう人とまじで空気読めない5人組と烈怒帝瑠のお姉様方と邦枝先輩にも、おんなじような事を言われた。

特に烈怒帝瑠のお姉様方なんて、

「ロリコンではなかったのね」

とか、言われるし、
邦枝先輩なんか、俺を見た瞬間、

「べ、別にあたしはあんな奴好きじゃないから!
早く告っちゃいなさいよねっ!」

なんて、意味のわからない事を言いながら、顔を真っ赤にして走っていった。


いや、実際言うと。


俺は、男鹿の事、…………好きなんです。

女の子大好きな俺が、あんな、怪獣みたいなアバレオーガ好きになるワケないんだけどな!

いや、でもやっぱ好き…

で・も!!


なんで、噂になってんですか?!




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