桜華学園
□縮まる距離
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「父さんヤメテ!」
「黙れ!お前も私を裏切る気だろう、そうはさせるか!」
「そんなこと…あ゛ぁぁ」
嫌だ見たくない!助けて誰か誰か……。
〜狂いだした歯車〜
俺は唐突に目を覚ます、水を被ったように汗をかき息は全力疾走したかのように荒い
(また、あの夢)
時間を見るといつもより随分早い
「シャワー浴びよ」
二度寝するきにはなれず汗を流そうと浴室に向かったちょうど浴室から出てきたときにチャイムがなる、ドアを開ければ楓達がいた
「一緒にご飯食べようと思って」
「そうか、すまないが中で少し待っててくれるか」
「オッケ〜、おじゃましま〜す♪」
「あぁ、すぐに着替えてくる」
「時間は大丈夫だから慌てる必要はないぞ」
コクリと頷き自室に戻る、相変わらず広い部屋は片付いている…というより物がなさすぎる主席である紳士は広い一人部屋を割り当てられておりここまで物がないとさびしいものになってしまう
「悪いまたせた」
「ううん、じゃぁ行こうか混むとうるさいし」
「確かにあれはこたえるな、大変だな人気があるのも」
((シンには言われたくない))
普段は長い前髪のせいで分かりづらいが紳士は笑うと超絶可愛いのだ、それに寝起きはヤバい、何がって色気が、あの気にあてられるとノンケだってイチコロだ
「「本当無自覚は困るよね/な」」
「?」
その後は食堂で朝食をとり普通に授業を受け昼食を食べる、5時間目の体育の準備をしてグランドへ向かう途中で会いたくない人に出会ってしまった