novel vocaloid <short>

□近くて遠い
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俺はフォルダに閉じこもって
泣いていた


「クオ君、入るよ?」

「…」


ミクは勝手に入ってくる


「クオ君、ごめん
 ホントは黙ってたかっただけど…
 今度、クオ君の誕生日でしょ?
 だからカイ兄に相談してたんだ」

「っ、ミク、
 …ありがと」

「ううん!!」


俺、上手く笑えてるかな

ミクが目をそらしてる


きっとミクは
カイトさんのことが…





こんなに近くて
こんなに遠い

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