薄桜鬼

□君を守るから
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僕は、ずっと君を見つめていた。



君と初めて会ったあの夜から
君と言葉を交わしたあの瞬間から
僕は・・・君をいつも、瞳の奥に映してる。





君が他のヒトを見つめていても
君が他のヒトを追いかけていても

君は・・・きっと泣いてしまうから。
ずっと、傍にいたいんだ。







優しい君。

春のこぼれ陽のような君。







悲しみに心がいっぱいになった時
苦しくて目を開けることが出来なくなった時
僕が一緒に泣いてあげるよ。




だから・・・


いつも横に僕がいることを忘れないで。







誰かが君を愛しても
誰かが君を連れ去っても
僕はずっと、君の帰りを待っている。




限られた時の中、
言葉に出来ない想いをどれくらい
君に伝えれるだろう。




愛してる。

ずっと・・・愛してる。





愛しい君が眠る空の下。

僕が暖かい春の日差しが詰まった布団を届けてあげるよ。






さぁ、
一緒に寝よう。

一緒に・・・幸せなこれからの夢を描こう。







いつしか・・・

君の心に残った傷は
時の流れに乗って全て流れていくよ。




僕の心は変わらない。
君を愛する僕は変わらないから。




君が時の流れの中で傷つかないように・・・
君が明るく笑う毎日が送れるように・・・




僕が君を守るから。










本当に君を守れる男が現れる、その日まで・・・。











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